iPhoneとのファイル共有のために Dropbox と TrueCrypt を導入することにしたんだけど
いくつか問題があったのでメモ。
#Dropbox と TrueCrypt の組み合わせの効能については
#ここで語るまでもなく、ぐぐれば詳しい説明に辿りつくと思うので割愛。
Dropbox は特に問題なくインストールでき、動作確認もできたんだけど
TrueCrypt 6.3a を Snow Leopard (10.6.2 64bit kernel運用) に入れたら
何の断りもなく勝手に MacFUSE (Mac用NTFS読み書き拡張ツール) を入れやがった。
NTFSアクセスは他の方法を使おうと目論んでたのでインストールする気はなかったのに…orz
こちらの
【コラム】OS X ハッキング! (342) 知られざるSnow Leopard(NTFS編) | パソコン | マイコミジャーナル
の方法で行こうかと思ってたんだけどね。
ただ、この場合は一度マウントしてUUIDかラベル名を調べてetc/fstabに設定して
再起動しなければならないので手軽にマウントしたい用途には使えないので
いずれにしてもTrueCrypt向きではなかったと思われる。
しかもぐぐってみるとTrueCryptに入ってるMacFUSEが
64bit環境で起動できない的な発言がちらほら見受けられるんだが…
それとも TrueCrypt の Version History 6.3 で
"Full support for Mac OS X 10.6 Snow Leopard." と書かれているのを信じて
とりあえず使ってみるべきか?
と思って、MacFUSEの環境設定を確認しておこうとダブルクリックしたところ…
おもいっきりイヤな予感がしつつも「OK」をクリックしてみると↓こうなる。
MacFUSE 2.0 で 64ビット対応って書いてあるんだけどなぁ…
64ビット動作可ってだけで、64ビットカーネル対応というわけではないのかな?
う〜ん、アンインストールしちゃおう!
で、調べてみるとSnow Leopard前の環境でMacFUSEをインストールしていて
Snow Leopardにアップデートした場合、うまくアンインストールできない模様。
(その場合はこちらを参考に、 /Library/Filesystems/fusefs.fs/Support/uninstall-macfuse-core.sh の OS_RELEASEの設定をいじってからアンインストールすると良いみたい)
とりあえず、自分のMacはSnow Leopardはクリーンインストールしてあるので
「Remove MacFUSE」ボタンを押してみた。
んが、ん!環境設定パネルには残ってるぞ?
/Library/Filesystems/fusefs.fs フォルダと
/var/db/receipts/com.google.macfuse.* ファイル達は消えてるから
MacFUSE自体は機能しない状態で、環境設定のみ残っている模様。
詳しくはMacFUSEのFAQ Q 2.3. How can I uninstall MacFUSE? を参照されたし。
次に、MacFUSEの環境設定に "Show Beta Versions" という項目があったので
これにチェックを入れて、Version 2.1.5 (Beta) をインストールしてみたが
環境設定は32ビットのままだなぁ…
MacFUSE本体は64ビットカーネルに対応されている可能性もあるのかなぁ…
と、MacFUSE 2.1.5 beta 64 bit kernel で検索してみると…まだいろいろと問題がありそうな雰囲気。
仕方ないので、さらにもう少し探して
Is Truecrypt/Macfuse supported on Snow Leopard with 64-bit kernel?
にあった 2.1.7 をインストールして、この状態で運用テストしてみることにした。
(元の 2.0.3、2.1.5 (Beta) はアンインストールして、環境設定パネルからも削除してから 2.1.7 をインストールした)
ただし 2.1.7.dmg はMacFUSEの開発者の手によるパッケージではなく
信頼性という点では問題があるので、あくまでも自己責任で。
もしアンインストールしたい場合は、環境設定パネルには何もインストールされないので
/Library/Filesystems/fusefs.fs/Support/uninstall-macfuse-core.sh を実行のこと。
ただ、暗号化ボリュームを作成してみたんだけど NTFS ボリュームは依然作成できなくて
Windows側で作成した NTFS ボリュームに関しても、読み込みはできるが書き込みができない状況。
Snow Leopard 標準のNTFSの読み込みでのアクセスしかできていない模様…
とはいえ、Dropbox内で運用するファイルはフリーの容量だと2GBまでの制限があり
わざわざNTFSで運用する必要はないので、Dropbox用はFATにすることでよしとしよう :P
余裕ができたら、NTFS絡みの件はもう少し調べてみることにする。
■補足
Windows環境でのDropbox+TrueCryptのインストール&運用は問題なし
iPhone環境はTrueCryptに対応していないので、Dropboxでの普通のファイルの共有のみとなる。
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